建設業界の人手不足の現状

日本の建設業界は2008年に起こったリーマンショック以降、公共工事や民間工事が減少しました。建設業界は景気の影響を受けやすいので、労働者の給与や時給なども下落しました。

大手ゼネコンでも技術者や技能労働者の離職が相次ぎ、就業者は15年間でおよそ180万人も減ったと言われています。

そのため、技術力や経営力が求められる中堅層が育たず、自治体などの公共事業の入札で建設会社が決まらないという「入札不調」も増えていると言われています。

少子高齢化による労働力人口の低下も、建設業界の人手不足に影響していると思われます。どの業界でも若い人が集まらない現状なので、外国人労働者の採用も行われているようです。

建設業に対する「危険・汚い・きつい」というイメージから、建設業からの若者離れを加速させています。

建設業界では国家規模のイベントが話題になっています。東日本大震災の復興事業、東京五輪に向けた都市整備、リニア中央新幹線の建設など、国土強靭化計画による公共事業は今後も増えると予想されています。

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