改めて知っておきたい施工図の基礎用語

主に、柱や壁の中心線を指します。柱の中心線を繋ぐと格子のような液状になります。図面のほとんどが数メートル単位で繋がれ、実際作業をする方は『通り芯』から測って位置決めをすることになります。通り芯がないと仕事にならないというほど重要な役割を持つものです。

コンクリートを流す際にあらかじめ躯体内に埋設するアンカーのことをいいます。天井や側壁に、配管やダクト、スプリンクラーなどの様々な建築設備の機材を取り付けなければならない場合に、このアンカーに締結固定させることで設置が可能となります。

片方が動作している最中に、他方が動作しないようにロックするというものです。例えば、水位が低いのにボイラーでの燃焼を始めないようにしたり、各階全てのエレベーターの扉が閉まっていなければかごが移動しないようにしたりしてロックします。安全装置・安全機構の考え方の1つです。

ファンコイルユニットや空調機に、冷温水を分配する配管があります。これが往き・返りの1本ずつ、計2本で構成されている配管方式を『2管式』といいます。冷水・温水のそれぞれに往き・返りがある、計4本で構成される配管方式を『4管式』といいます。

空調機やダクトのなかに設置される、空気量を調節したり、または遮断したりする抵抗可変装置のことをいいます。風量調節ダンパーやモータダンパー、逆流防止ダンパーなど様々な種類があります。

長年の経験から、現場目線に立った図面作成ができます。配管や衛生、換気、ダクトなどの設備図面作成のほか、給排水衛生設備や空調暖房設備の工事管理などについても、お気軽にご相談ください。