配管図面を作成するならBIM対応の3D-CADで作成がおすすめ！

トップお役立ち情報（コラム）

様々な配管が複雑に重なり合ってしまうこともある配管図面ですが、BIM対応の3D-CADの特性を活かすことで、わかりやすい図面を効率よく作成が可能となります。

配管図面をもっとわかりやす作成したい方、効率よく図面を作成したい方はBIM対応の3D-CADで作成をおすすめします！ご納得のいく図面作成ができるよう、参考になりますと幸いです。

そもそもBIMとは？

BIMで作成した実際の建物（外観）

BIMとは、Building（建築物） Information（情報） Modeling（造形）の略で、『コンピューター上に建物の立体モデルをリアルに再現できるシステム』のことです。

『建築物を情報で造形する』とあるように、建物に使用する名称・部材・面積・性能・メーカー・品番・価格などの様々な属性情報を詳細に組み込むことができます。

計画から建設、施工や維持管理まで一連の作業を管理できるほどの対応力があるため、建物を建てる上では非常に注目されているシステムです。

また、可視化しやすいため関係者間の情報の共有もしやすくし、建設生産や管理システムの効率化・高度化を図ることを目的としています。

配管図面は、BIM対応3D-CADで作成がおすすめの理由

複雑な図面でも理解しやすくなる

立体的に確認することができる！

最近は3D-CADを使用することも多くなってきましたが、まだまだ図面を作成するには2D-CADを用いることが多く、配管が複雑な場合は理解するのにある程度の経験が必要です。

そのため、経験が乏しい担当者が対応する場合は、作業に時間がかかる場合があります。一方、3D-CADはコンピューター上で複雑な配管を立体的に表現することが可能なため、2D-CADと比べて格段に視認性が上がります。

またBIMを使用しているため、配管の寸法や角度など把握もしやすく経験が少ない人でも理解がしやすい図面といえます。

完成イメージが共有しやすい

上記で述べたように、3D-CADは配管を立体で表現をすることができることから、クライアントに完成イメージを伝えやすいというメリットもあります。必要な箇所は、平面図になどにして自由に切り出すことが可能なので、細かな部分の説明もしやすくなります。

この平面図を切り出せるという技術ができるのも、BIMの特徴の１つです。

また、3D-CADのデータを3Dプリンターなどで出力すれば、試作品を短期間で作成することもできます。

修正作業にかかる時間が短縮できる

BIM対応の3D-CADの場合、3次元で図面の作成を行うため、2次元の図面を事前に作成する必要がありません。2次元の図面が必要であれば、3次元で作成した図面から切り出せるため、図面作成にかける工程や時間を短縮することが可能です。

また、BIMで作成した図面は整合性が高く、仮にどこかの図面で一か所修正を行ったとしても、その修正点は自動的に全ての図面に反映されます。

図面ごとに1つずつ修正を行う必要がないため、修正作業にかかる時間を大幅にカットでき、ズレの生じない図面を作成することが可能です。言い換えれば修正漏れや設計ミスを軽減することができるということでもあります。

BIM対応の3D-CADを使用して作成した図面は、より制度の高い配管図面をスピーディーに納品することを可能にします。

BIM対応3D-CADの図面の作成方法は？

大きく分けて、3つの方法が考えられます。

自社で専門スタッフを雇い、自社で作成する
建築関連の業務を総合的に行っているところに依頼して作成する
図面作成の専門業者に依頼して作成する

自社で専門スタッフを雇う場合

自社で作成できるに越したことはありません。業務を一貫して行うことができるため、連携を取りながらスムーズに作成できます。

しかし、BIMの導入費や維持費が高額なため、すぐに導入するというのは難しい場合もあります。また、専門スタッフの技術力にもよりますが、教育費が必要な場合や人件費も当然かかってきます。特に、これから専門スタッフを募集し、BIMを導入しようと思っている方は、費用面についてしっかり検討の上、導入することをおすすめいたします。